「住宅ローンの借り換えって、やった方がいいですか?」

金利の話題が増えると、この質問が一気に増えます。「借り換えでお得になる」という話は聞いたことがある方も多いと思いますが、実は諸費用がかかるため、やり方を間違えると損をすることもあります。「自分の場合はどうか」をきちんと見極めることが大切です。

借り換えが「得になる」3つの条件

一般的に、借り換えのメリットが出やすいとされる目安はこの3点です。

金利差が1%以上ある
残りの返済期間が10年以上ある
ローン残高が1,000万円以上ある

この3つがそろうほど、借り換えにかかる諸費用を上回る利息の節約効果が期待できます。逆に、残りの期間が短かったり残高が少ない場合は、諸費用の方が大きくなってしまうこともあります。まず自分のローン条件を確認することが第一歩です。

諸費用は「数十万〜100万円超」になることも

借り換えにはさまざまな費用がかかります。新しい金融機関への事務手数料、保証料、抵当権の設定・抹消にかかる登記費用、火災保険の手続き費用など——これらを合計すると、数十万円から場合によっては100万円を超えることがあります。

「月々の返済が減る」という数字だけで飛びつかず、諸費用を差し引いた上でトータルでいくら得するかを必ず試算してください。「借り換え 何年で元が取れるか」を確認するのが判断の基本です。

借り換え先は「複数比較」が鉄則

借り換え先は都市銀行・地方銀行・ネット銀行などさまざまな選択肢があります。ネット銀行は手数料が低く金利が有利なケースが多い一方、手続きがオンライン中心になるため、サポートを重視する方は窓口のある銀行が向いていることも。

一行だけで決めず、最低でも2〜3行のシミュレーションを比較した上でトータルコストで判断してください。各金融機関のウェブサイトで無料試算できるものも多いので活用しましょう。

手続きには数ヶ月かかる——余裕を持って動く

借り換えの流れはざっくりこうなります。
① 複数の金融機関でシミュレーション・仮審査
② 本審査・契約
③ 現在のローンを完済し、新しいローンへ切り替え

仮審査から完済・切り替えまで、数ヶ月かかることは珍しくありません。「今すぐ手続きが完了する」とは思わず、余裕を持ったスケジュールで進めてください。住宅ローン控除の適用状況や団信の内容なども合わせて確認しておくと安心です。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融・税務・法律アドバイスではありません。詳細は税理士・弁護士・FP等の専門家にご相談ください。税制・制度は改正される場合があります。

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