「投資信託って種類が多すぎて、何を選べばいいかさっぱり……」
NISAを始めようとした方がよく漏らす言葉です。確かに、証券会社のラインナップを見ると数千本の投資信託が並んでいて、どれを選べばいいか途方に暮れるのは当然です。でも、基本を押さえればぐっと絞り込めます。
まず「インデックス」か「アクティブ」かを知る
投資信託の世界には、大きく分けて2種類があります。一つはインデックスファンド。日経平均やS&P500といった株価指数に連動するように運用されるファンドで、市場全体に広く分散投資できます。もう一つはアクティブファンド。運用のプロが銘柄を選び、市場平均を上回るリターンを目指すファンドです。
どちらが良いかは一概には言えませんが、長期データを見ると「多くのアクティブファンドはインデックスファンドに勝てていない」という結果が出ています。
コスト(信託報酬)は見落とさないで
「利回りが高そうなものを選べばいい」と思いがちですが、実は信託報酬(運用コスト)の差が長期的なリターンに大きく影響します。
たとえば、年0.1%と年1.5%の信託報酬の差は、一見小さく感じますが、30年間100万円を運用すると数十万円単位の差になることも。インデックスファンドの多くは信託報酬が低く、長期投資向きと言われる理由のひとつです。
初心者にはインデックスファンドから始めることをおすすめする理由
「どれを選ぶか」に悩む時間より、「早く始めて長く続ける」方が投資では大切です。インデックスファンドは仕組みがシンプルで、コストが低く、分散が効いている——初心者の最初の一歩として非常に適しています。
相談に来る方の多くが「複雑な商品を買わされていた」という経験を持っています。シンプルなものを、長く続ける。それが基本です。
選ぶときのチェックポイント
① 信託報酬が低いか(インデックスなら年0.1〜0.2%程度が目安)
② 純資産残高が大きく安定しているか
③ 長期実績があるか
④ 自分が理解できる商品かどうか
「名前がかっこいい」「テーマが流行している」だけで選ぶのは要注意。内容が理解できないものへの投資は、損が出たときに判断ができなくなります。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融・税務・法律アドバイスではありません。詳細は税理士・弁護士・FP等の専門家にご相談ください。税制・制度は改正される場合があります。投資は元本割れのリスクがあります。
