「結局、家は買った方がいいんですか?それとも賃貸のままがいいんでしょう?」

これ、FP相談でものすごく多い質問です。そして正直に言うと——「どちらが正解かは人による」というのが本当の答えです。でも、「人による」で終わらせるのもよくないので、ちゃんと比較してみましょう。

「賃貸は捨て金」は本当か?

よく「賃貸は捨て金だから損」と言われますが、持ち家でもローンの利息・固定資産税・修繕費・管理費はすべて「建物の価値に対して回収できないお金」として出ていきます。純粋に「どちらが費用が高いか」は、物件の場所・築年数・ローン金利・住む期間など様々な条件で変わります。

持ち家のメリット・デメリット

メリット
・ローンを払い終えれば「資産」として残る
・住宅ローン控除などの税制優遇がある
・リフォームや模様替えが自由
・老後の住居費が安定しやすい

デメリット
・転勤・離婚・家族構成の変化に対応しにくい
・固定資産税・修繕費などの維持コストがかかる
・不動産価値が下がるリスクがある

賃貸のメリット・デメリット

メリット
・引っ越しが比較的自由
・修繕費の負担が少ない
・ライフスタイルの変化に対応しやすい

デメリット
・老後も家賃を払い続ける必要がある
・高齢になると入居審査が通りにくくなるケースも
・自分で改修できない

「持ち家か賃貸か」より「家計に無理のない選択か」

住居の選択で一番大切なのは、「どちらが損得か」より「家計への負担が適切かどうか」です。住宅費(ローン返済または家賃)が手取り収入の20〜25%以内に収まっていれば、一般的には無理のない水準と言われています。

「周りが家を買い始めたから」「今が買い時と言われたから」という理由だけで決めてしまうのは危険。ライフプランをしっかり描いた上で判断してほしいと思います。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融・税務・法律アドバイスではありません。詳細は税理士・弁護士・FP等の専門家にご相談ください。税制・制度は改正される場合があります。